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壁式工法の長所は、ズバリ柱や梁の出っ張りがなく、すっきりした室内が実現すること。 ただし、欠点も少なくない。
まず、ラーメン構造に比べると、建物を支える力が小さいため、高層の建物は建設できない。 3階建てとか4階建てに向いた工法となる。
また、低層の建物であっても、支える力を補強するため、住戸内にも構造壁(建物を支える力を持つ壁)を設けなければならない。 そのため、間取りに制約があり、リフォームするときにも、取り外すことができない壁が障害になりうる。
すべてのマンションは、このいずれか、もしくは、これらをアレンジした構造になっている。 だから、2つの工法をしっかり覚えておけば、構造に関しては不安がないわけだ。
出っ張りからスッキリヘ、構造はどう変わっているかラーメン構造の場合、柱や梁の出っ張りが問題になる、と前述した。 その欠点を解消する工夫がいくつかある。
1つは、「柱の外出し」というもの。 これは、図のとおり、本来、室内側に出ていた柱を住戸の外に出してしまう工夫である。
柱の外出しを採用すると、室内に柱の出っ張りがなく、部屋の4隅がすっきりする。 単純だが、効果の大きい工夫だ。
ただし、柱の外出しを採用しているマンションを買うときには、1つだけ注意したいポイントがある。 それは、住戸の両面とも柱の外出しになっているかどうかだ。

南を向いたバルコニー側(通常、リビングが設置される)だけ柱が外に出て、北側居室は、室内に柱の出っ張りが残っている。 そんなマンションが少なくない。
柱の外出しを採用するときは、南側も北側も柱型を外に出してほしいものである。 柱の次は、梁の出っ張りだ。
梁の出っ張りを解消する工夫の代表は2つ声ある。 1つは「逆梁」という工夫。
これは、天井から出る梁の出っ張りを床面から出すようにする工夫。 内装の床は梁の上に設置するため、室内に梁の出っ張りがなくなるという寸法だ。
ただし、逆梁では、天井面の出っ張りがまったくなくなるわけではない。 わずかに出っ張るケースが多いので、そのことも覚悟しておきたい。
梁の出っ張りをなくす工夫はもう1つある。 アウトフレーム工法といい、その仕組みを簡単に説明すると梁を住戸の外に出してしまうものだ。
住戸の外=バルコニーに梁と柱を出すため、外からみると、バルコニー側にがっしりした格子状の枠がはまっているように見える。 バルコニーのある南側は、オープンな印象になることが多いのだが、アウトフレーム工法のマンションでは、クローズドな印象に。

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